HTML/CSSコーディングの仕事は「新規制作」以外受けない方がいい理由

Web制作

 

HTML/CSSコーディングの仕事を受けるとき、仕事の種類まで考えていますか?

コーディングの仕事はざっくりわけると以下の3種類になります。

 

コーディングの種類

0からコーディングする「新規製作」

一部のページや機能を作る「追加製作」

不具合や崩れをなおす「修正」

 

特に駆け出し時期だと、仕事欲しさにあまり内容を考えずに受注しがちになってしまいます。

 

僕はWeb製作会社から外注を受けて、一通りの仕事は体験してます。

その経験から言わせてもらうと、駆け出し時期こそ「新規製作」以外は受注すべきではありません。

 

その理由は、「時間効率の悪さ」と「実績の作りづらさ」です。

この記事では、詳細な理由を解説していきます。

 

仕事の種類

 

冒頭でも述べましたが、HTML/CSSコーディングの仕事は、大きく分けて新規制作、追加制作、修正の三種類です。

それぞれの内容と特徴を説明します。

 

新規制作

デザインを元に、0からコーディングをする作業です。

自分で全てコーディングするため、特にルールが存在しません。

 

外注作業だとある程度の指定は入るかも知れませんが、大まかには自分でルールを決めて作業することができます。

 

この、ルールを自分で決められるという点が最大の特徴であり、非常に重要なポイントです。

 

追加制作

制作途中サイトに、追加でページを制作する作業です。

例:トップページは既に完成しているので、下層ページを2ページ作って欲しい、等

 

ヘッダーやフッター、基本レイアウトは他のページを使い回すので、コーディングの量自体は結構少なかったりします。

 

また、HTML/CSSから少しはみ出しますが、Javascript(jQuery)やPHPによる機能追加なんかもあります。

例:画像が並んでいるところを、Javascriptを用いてスライダーで表示して欲しい

こちらは内容によって、難易度が大きく異なります。

 

修正

既に完成しているサイトの不具合を修正する作業です。

サイト内のリンク・表記、レスポンシブ時のレイアウト崩れ、jQueryの挙動等・・・

仕事内容は案件によって多岐に渡ります。

 

また、修正でも機能追加のような内容の案件があるので、追加制作と若干内容がかぶるところがありますが、気にする必要はありません。

どちらも既に作られているものに手を加えるということで、本質的には同じです。

大事なのは、新規製作とそれ以外で区別をすることです

 

新規制作以外を受けるべきではない理由

 

追加制作や修正の内容はわかったけど、何がダメなの?という方へ

特に、早いうちに実績を積みたい駆け出しエンジニアとはこれらの案件は非常に相性が悪いです。

以下、理由を解説します。

 

時間効率が悪い

そもそも、HTML/CSSコーディングの案件は単価が低いです

単価が低いならどうすべきか、大事なのは時間効率を意識することです。

 

1ページ1万円の案件の場合、10時間かかれば時給1000円ですが、2時間で終われば時給5000円です。

作業時間を早めればそれだけ自分の報酬が増えることがわかりますね。

 

追加制作だと、ヘッダーやフッターを使い回せるからすぐ終わって時間効率がいい!と思うかもしれません。

しかし追加制作の場合、まずは既に書かれているコードの内容を把握する時間が必要です。

 

ソースコードの書き方は、人によって異なります。

クラス名の付け方、divやsectionの囲い方、CSSの記述方法等・・・

 

これらを全て把握した上で、それに合わせてコードを記述する作業は、自分が思っているよりも時間がかかります。

特に、大元のソースコードがぐちゃぐちゃに書かれている場合、作業が困難を極めます。

 

しかも、このコードを把握するという内容、時間がかかる割に技術的な成長に繋がりません。

構成や記述で参考になる部分はあるかもしれませんが、結局やることは照らし合わせの作業です。

 

勉強・成長のためにとりあえず受けてみよう・・・という考えならば、時間効率がめちゃめちゃ悪いので尚の事やめておいた方がいいでしょう。

 

修正も追加制作と基本的には同様ですが、修正は難易度にかなりバラつきがあります。

極端な例でいうと、コードを一行付け足すだけで5000円なんて案件もたまにあったりします。

一目見てすぐにわかりそうで、時間効率がいい内容ならば受注すべきだと思います。

 

追加製作にしろ修正にしろ、時間効率が悪いことの問題は、時給が下がるという点と作業時間の大半が成長に繋がりづらい時間という点です。

案件をこなすということ自体も確かに経験にはなるのですが、どうせなら技術的にも有意義に時間を使える作業をした方が断然お得です。

 

自分の実績にしづらい

追加制作や修正の案件は、ほとんどの場合外注の作業になります。

この場合既に大枠の受注元が存在するため、実績も受注元のものになります。

 

そうなると、制作物を自分の制作実績として公表することができません。

(交渉次第では公表可かもしれませんが、基本的にはNGです)

 

特に、公開しているポートフォリオサイト等への掲載は絶対にNGです。

無断で載せると、バレた時に大問題です。絶対にやめましょう。

仮に載せることができたとしても、サイトの一部を制作/修正というのは実績としては弱いです。

 

使えるとしたら、個人的な営業で「こんなのもやってるんですよー」と直接クライアントに見せるくらいでしょう。

実績を積めない、と言うのは特に駆け出しエンジニアには致命的な欠点です。

 

まとめ

 

コーディングの仕事は単価が低いので、いかにして時間効率を上げるかが重要になっていきます。

 

修正や追加制作が全部ダメということでは決してありません

大元がキレイなソースコードでやりやすかったり、ルールが曖昧で自由にできるパターンもあると思います。

また、人のコードを見ることで、自分のコードの欠点に気づくことができるかもしれません。

 

ただし制作に不慣れな方だと、そういった事に気づけない場合が多いでしょう。

コーディング作業そのものに慣れるまでは、新規制作を狙っていくことをオススメします