Web系フリーランスの営業先の選び方【メリット・デメリット】

Web制作

 

Web系フリーランスが仕事を取るとき、営業先はどうしていますか?

 

クラウドソーシングでずっと請け負ってたり、自分で色々な場所にメールを仕掛けたり・・・パターンは色々あって、どこに営業を仕掛けるか悩みますよね。

そもそもどんな営業先があるかわからない・・・という方もいると思います。

 

そこで今回は主要な営業先と、それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

営業先を選ぶ際の参考にしてみてください。

 

以下、記事に入ります。

クラウドソーシング

 

クラウドソーシングとは、個人や企業が不特定多数の相手に向けて仕事を発注するサービスです。

有名どころだと、「クラウドワークス」や「ランサーズ」ですね。

おそらく、Web製作で案件を取ろうと思ったら真っ先に思いつく営業先と思われます。

 

メリット

案件が多い

クラウドソーシングは、大量の案件が常に募集されています

Web制作で見れば、クラウドワークスとランサーズ合わせて数百件の案件があります(2018年9月時点)

途切れることなく案件が募集されているので、好きなタイミングで案件に応募することができます。

 

敷居が低い

クラウドソーシングは、初心者や駆け出しエンジニアでも圧倒的に参入しやすい営業先です。

ここでは、クラウドワークスを例に上げて説明します。

 

クラウドワークスでは、案件の応募から契約までの流れが事前に示されています。

手順の詳細についても、事前にしっかり説明してくれます。

仕事が初めてで流れがわからない・・・という方でも問題ありません。

 

クラウドワークスの実際の応募画面は以下のようになります。

契約金や納期等、重要な部分はしっかりフォーマット内に入っています。

提案文章も、ご丁寧にテンプレートが用意されているので初心者の人でも応募しやすいようになっています。

 

「営業とかやったことないからよくわからない・・・」という方でも、安心して応募することができます

 

デメリット

競争率が高い

クラウドソーシングは誰でも手軽に仕事を探すことができます。

それゆえ、当然ですが多くの人が参入します

そして、数が多いと仕事の奪い合いが発生します

 

Web制作の新規制作であれば、10~20人の人が応募することがザラにあります。

しかも、1人あたりに応募制限がないので、同じ人が色んな仕事に応募しまくってたりします。

 

皆が片っ端から応募するので、やりたい仕事を見つけても受注するのは難しいです。

特に実績がない人は、競争率の波に飲まれやすいです。

 

クラウドワークスで実績を積みたいけど、実績がないからクラウドワークスで仕事を取れない・・・

という事態になりかねないので、こっちも片っ端から応募する、報酬価格を安めに提示して応募する、等の工夫が必要になってきます。

 

単価が安い

競争率が高い事に関連しますが、クラウドソーシングは全体的に単価が安めです

実績や仕事欲しさに低単価でも仕事を請けてしまう人がいるので、発注者側も安い報酬で案件を提示しがちなのです。

 

加えて、駆け出しや初心者の人が案件獲得の競争を勝ち抜くためには、報酬金額を安く提示する必要があります。

ただでさえ低単価の仕事を更に安く請けてしまい、どう考えても割に合わない仕事になってしまう場合があるので注意が必要です。

 

地雷クライアントが多い

そこで問題になるのが、地雷クライアントの存在です。

簡単に言ってしまうと、受注者側に対してブラックな仕事を押し付けてしまうクライアントですね。

 

クラウドソーシングは個人でも簡単に案件を発注できるがゆえ、地雷クライアントも沢山潜んでいます。

特に、初心者の頃は案件欲しさに判断が甘くなってしまうので、気をつけたいポイントです。

 

プロフィールや報酬金額、案件の依頼文をよく精査して判断していきましょう。

 

Web制作会社

 

Web制作会社とは、その名の通りWebに関わるものを制作する会社です。

会社によって業務は様々ですが、コーポレートサイト、ECサイト、ランディングページ等のWeb制作から、動画制作やマーケティングなど業務内容は多岐に渡ります。

営業先としては一見ハードルが高そうですが、会社側もコーダーやデザイナーの人員が不足して困っている場合が多々あります。

 

メリット

継続的に仕事が貰える

Web制作会社は当然ですが、常にWeb制作の案件を請け負っています。

したがって、仕事が忙しければ忙しいほど、我々フリーランス側に案件が回ってきやすいです。

 

しかも、案件自体は制作会社が取ってくるので、一度制作会社への営業が成功してしまえば後は待ってるだけで案件が回ってきます

見方を変えると制作会社が営業パートナーをやってくれているようなものなので、営業が苦手な方にとってはストレスフリーです。

 

クライアントとのやり取りが不要

貰った案件をこなしていても、実際のクライアントとのやり取りは制作会社自体が行います。(例外もあるとは思いますが)

仮にモンスタークライアントが相手だったとしても、制作会社が対応するのでコミュニケーション面でストレスを感じることはありません。

制作会社自体に問題があった場合はどうしようもありませんが・・・(-_-;)

 

営業が成功しやすい

あくまで他2つと比べてですが、営業が成功しやすいです

先程述べたとおり、会社によってはコーダーやデザイナーの人員が不足している場合があります。

 

ただ、外注としてフリーランスに仕事を頼みたいと思っても、会社側からフリーランスを探して直接声掛けするのは難しいです。

人員不足とこちらの営業が噛み合うと、あっさり外注として雇ってもらえたりします。

 

また人手に困っている会社だと、お問い合わせフォームの中に「個人事業主の方による業務提携の相談」みたいな項目があります。

こういう会社はメールを送るとだいたい打ち合わせの流れになりやすいので、営業先を選別するのにも役立ちます。

 

デメリット

単価を上げにくい

Web制作会社は自社の中でコーディングやデザインの見積もり相場を持っています、

親切なところだと会社のHPに料金表が予め提示されていたりします。

 

当然ですが、外注として作業する場合相場以上の報酬は貰えません

例:制作会社のコーディング費用が1ページ10000円の場合

→外注で作業して貰えるのは5000~8000円くらいになる

ただし、一応例外も存在します。

例えば、納期が短い代わりにコーディング相場を2倍にして仕事を請け負ったので、外注の報酬も2倍にします・・・等

ただこれはあくまで例外であり、毎回こんな仕事が来るとは限りません。

 

会社側も費用を抑えたいから外注を雇っているので、高単価を要求するのは難しいです。

単価を上げたいのであれば、やはり自分で仕事をとっていく必要があります。

 

仕事が実績になりづらい

制作会社から回ってくる案件は、基本的に外注扱いになります。

つまり、案件自体は制作会社が請け負っているので、制作実績は制作会社のものになります

 

そうなると、我々外注側はせっかく案件をこなしても、制作物を自分の制作実績として公表することができません。(交渉次第では公表可かもしれませんが、基本的にはNGです)

 

特に駆け出し時期だと不慣れで仕事にも時間がかかるでしょうし、それを自分の実績にできないのは結構しんどいです。

 

自由度が低い

制作会社から仕事を受けた場合、例えばコーディングやデザインのルールは制作会社のものに準拠します。

会社によってはガチガチのルールが存在して、作業が非常に面倒くさくなるかもしれません。

 

一度慣れてしまえばそれまで、と思うかも知れませんが案件によっては

大手Web制作会社→提携中のWeb制作会社→自分

という流れで仕事が来ることがあります

 

この場合、コーディング等のルールは大手Web制作会社のものになるので、また新たなルールを把握する羽目になります。

 

エンドクライアント

 

エンドクライアントというのは、Web制作を依頼する大元の顧客です。

クラウドソーシングサービスやWeb制作会社は、いわば仲介人の立ち位置です。

 

エンドクライアントはこの仲介人をすっ飛ばして、直接仕事のやりとりをする相手です。

営業のハードルは上がりますが、企業から個人まで最も幅広く数が多い営業先になります。

 

メリット

自由度が高い

自分でデザインからコーディングまで請け負うので、制作にルールが存在しません。

自分のルールでやりたいように仕事ができるので、ストレスフリーに仕事ができます。

 

また、顧客がデザインに納得さえすれば、HTMLテンプレートを使用するという手段もあります

有料の良さげなテンプレートを購入して軽く手を加えることで、見栄えのいいサイトを一瞬で作り上げてしまうのです。

エンドクライアント相手ならではの方法ですね。

 

確実に実績を積める

制作会社やクラウドソーシングだと、外注扱いで案件が製作実績に使えないことがあります。

エンドクライアントは、デザインからコーディングまで全て自分で請け負うので、製作物は確実に自分の制作実績になります。

 

駆け出し時期はとにかく実績を増やしたいので、確実に実績が積めるのは大きなアドバンテージです。

 

デメリット

仕事が取りにくい

エンドクライアントに営業する場合、問題が2つあります。

 

1.そもそも今ホームページを作りたがっているか?(Web制作を依頼したがっているか)

クラウドソーシングは既に案件が沢山溢れていますし、制作会社は個人事業主を募集していることがあるので、事前にある程度の成功が見込めます。

しかしエンドクライアントの場合、今ホームページを作りたがってるかどうかなんてわかりません

 

ホームページの制作、改修に興味ないところに営業を仕掛けても当然成功しないわけで・・・

需要があるかないかがわからない以上、クラウドソーシングや制作会社と比較すると打率は下がります

 

これに関しては、片っ端から営業するしかないです。打率が低いなら数をこなしてカバーしましょう。

 

 

2.フリーランスの営業を信用できるか?

仮にWeb制作を依頼したいと思っていても、こちらの営業が通るとは限りません

大抵の場合、営業はメールで行うと思われますが、相手からしたら急に得体の知れない個人事業主からメールが送られてくるわけで、いきなり信用しろというのが難しい話です。

特にネットリテラシーが低い相手だと、取り合ってくれずスルーされる確率が高いです。

 

営業先をしっかり選ぶことと、信用されるメール文を考えるのが重要になってきます。

 

継続案件にしづらい

制作会社やクラウドソーシングは、1つの案件から今後も違う案件を・・・と話が続いていくことがありますが、エンドクライアントはそうは行きません。

例えば、個人経営のカフェやゲストハウスなんかが相手だと、ホームページを作ったらはいそこで終わり、となりやすいです

 

営業しまくって1件とっても、終わったらまたすぐに営業しまくって・・・という流れになるので、エンドクライアント中心に仕事をとっていく場合、根気強く営業する力が必要になってきます。

 

営業先はどこを選べばいい?

 

3つの営業先について説明しましたが、それぞれ一長一短なので「結局どれを選べばいいかわからない!」という方もいると思います。

結論から言うと、3つ全てに営業を仕掛けるのが一番いいです

ただ、3ついっぺんに営業をかけるのではなく、順番に仕掛けましょう。以下に手順を解説します。

 

1.クラウドソーシングで応募しまくる

まずはクラウドソーシングで色んな仕事に応募してみましょう

自己紹介と提案文をきちんと書いて、片っ端から応募したら1~2件は引っかかるはずです。

 

案件数が多い代わりに打率が低いですが、めげないで頑張りましょう。

あまりにも仕事が得られないのであれば、自己紹介や提案文、提示価格あたりに問題があるはずです。一度見直してみましょう。

 

ちなみに、応募する仕事の種類についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

HTML/CSSコーディングの仕事は「新規制作」以外受けない方がいい理由

 

2.エンドクライアントに営業をかける

クラウドソーシングの後、もしくは並行してエンドクライアントにも営業を仕掛けましょう。

エンドクライアントは一番自由度が高く、実績も積みやすいのですが案件を取りにくいです。

 

こちらもクラウドソーシングと同様、片っ端からメールを送っていきましょう。

エンドクライアンドは打率が低いので、ひたすら数をこなすのが

 

営業メールの文章ですが、こちらのnoteが参考になります。

https://note.mu/4_r_r_s/n/n86e664dce95c

クラウドソーシングでこなした案件や模写コーディングあたりを実績として提示しつつ、丁寧な文章を心がけましょう。

 

3.Web制作会社に営業をかける

クラウドソーシング、エンドクライアントで案件をこなして慣れてきたら、いよいよWeb制作会社への営業です

体感ですが、Web制作会社は3つの中だったら一番案件を取りやすいです。

 

ただ、デメリットのところで説明したように実績の積みにくさがあるので、いきなり制作会社に行くのはおすすめしません。

また、駆け出しで実務に不慣れな状況だと、制作会社側のルールを把握しながら仕事するのはかなり大変です。

 

制作会社への営業は、ある程度実績や経験を積んでからがおすすめです。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?

ご覧になったならわかると思いますが、どの営業先も一長一短です

 

とりあえずは全部の営業先を試してみて、自分に一番合うと思ったところに営業をガンガン仕掛けて行くことをおすすめします。

 

もし悩んだ場合は、本記事にも書いた通りクラウドソーシング→エンドクライアント→Web制作会社の順番に営業することをおすすめします。